IT業界は、既に全産業の中で最大であるということです。
もうトップを独走しているのです。
総務省の主な産業の市場規模(名目国内生産額)を見ると、
平成24年には、情報通信産業の市場規模は81.8兆円です。
この数字は、全産業に占める割合が8.9%で、ぶっちぎりの首位です。
建設が52.4兆円、卸売りが59.8兆円ですから、
今や情報通信産業が、いかにデカイかが分かります。
ちょっと前までは、IT業界というと、
バーチャル、仮想空間というイメージで、
なんだか胡散臭い、怪しい感じがしましたよねw
コンピューターの中だけの世界、オタクの世界といった具合。
でもIT革命で、世の中に広く浸透したことで、
とうとう全産業中トップに立ったのです。
その背景には、インターネットの普及、パソコンの低価格化、
タブレットやスマートフォンの登場があります。
私たちの生活は、IT産業によって支えられているといっても、
過言ではないでしょう。
IT産業がこれほど大きくなったのは、
他の産業との親和性があったからです。
もともと情報通信産業自体が幅広い分野なのと、
金融や物流、小売りなどでは、早くからコンピューターが使われていました。
今や個人商店でもパソコンを使う時代です。
POSや確定申告、通販でもパソコンを使いますよね。
あらゆる産業が、情報通信産業抜きには成り立たなくなっているのです。
だからここまでIT産業が成長してきたし、
きっとこれからも成長し続けるでしょう。
そうなると、プログラマーやシステムエンジニアなどの人材が不足するのは確実です。
求人の需要は、どんどん増え続けることでしょう。
今からでもIT業界への就職、転職はチャンスですよ。