コンピューターや携帯電話は当然ですが、現在では住宅、家電、自動車、おもちゃにまでITが使われています。
ITはここ十数年の間に、私達の生活や仕事を大きく変えてきました。
オフィスでは、ビジネスの生産性が大幅にアップしました。ワープロや表計算、プレゼンテーションソフトなどを使っている人は多いと思います。
情報収集には、インターネットを使って検索することが、当たり前になってきました。Webブラウザやメールソフトは、ほとんどの人が仕事で使っています。
さらに、データベースソフトを活用して、業務を効率化している会社もあります。
コンビニやスーパーでは、POSシステム(Point of sale system)が使われ、商品の販売や仕入れ、経営判断に活かされています。
工場などの生産現場でも、ITが使われていて、より効率的に生産できるようになりました。受注管理や、部品の調達などにも使われ、自動化が進んでいます。
工場で使われている機械自体も、コンピューターで動いているものが多いです。産業用ロボットが活躍している工場もあります。
農林水産業でも、ITが使われています。
人工衛星からの写真を解析し、最適な収穫時期を判断できるサービスもあります。農作物の生産者が、ネットで直販するケースも増えてきました。
農水産物の生産や流通の履歴を、トレーサビリティー(traceability)で、管理できるようにもなりました。
スーパーの店頭で、携帯電話を使って、どんな人が作ったのか、生産者の情報を見ることができます。
私達の日常生活も大きく変化しました。インターネットは、職場だけでなく、家庭でも使われています。
ホームページを見たり、動画を楽しんだり、ネットショッピングをしたりすることが普通になりました。
デジタルカメラで撮影した写真を、パソコンで加工したり、ネットでプリント注文することもできます。
株式投資やFXなども、パソコンや携帯電話から取引できるようになりました。
これらの後ろでは、「データベースソフト」が活躍しています。
自動車のカーナビゲーションシステムや、住宅のセキュリティも、ITなしには実現できません。
ゲームもネットワークを通じて、対戦したり、一緒に遊べるようになりました。
米国のリンデン・ラボ社が開発した セカンドライフ(Second Life) のような、仮想世界も登場しています。
このように、現在では、ITは私達の生活に密接に係わっています。生活のあらゆる場面で、ITが使われるようになりました。
そして日々どんどん利用範囲が広がっています。数年後には、今はまだ無い新しいサービスが、たくさん生まれることでしょう。
家庭用ロボットも本格的になってきたので、注目したいところです。