企業側の本音としては、優秀な人材を安く雇用したいと考えています。
なぜなら、システム開発のコストの大部分は人件費だからです。賃金が安ければ、開発コストを削減できるので、利益が出やすくなります。
プログラミング未経験者なら、賃金が安く雇用できます。さらに新卒なら若いので、長い期間、会社で働いてくれる可能性があります。
でも未経験者は、もちろんプログラミングの経験が無いので、即戦力にはなり難いという短所があります。
社員を教育するには、コストと時間が必要なのです。
余裕のある会社なら、未経験者を補助的な業務からスタートさせて、経験を積ませることができます。
しかし、求人を出すほど忙しいのですから、なかなかそんな余裕は無いはずです。
そのため、会社側としては、安い賃金で即戦力が欲しいというのが本音です。
でも実務経験者は、即戦力にはなるかもしれませんが、賃金が高いです。
賃金が高いということは、それなりの成果を期待されているので、経験者には、高いスキルが要求されます。
また、社会人として数年間は経験しているので、新卒よりは年齢が高めです。
年齢が高くなると、結婚していたり、子供がいることも多くなります。すると求職者側としては、生活があるので、給料が安いと働けないという事情があります。
会社側もそのことを考慮して、賃金を高めに設定しないと、実務経験者は採用できないのです。
賃金の高い経験者に即戦力を期待するか、安い未経験者を育てるか、企業側も悩むところです。
そこで、短期間で成長しそうな未経験者を採用しようと考える会社も多いです。
実はプログラマーやシステムエンジニアの仕事は、企業の求人と求職者のいわゆる「雇用のミスマッチ」で、なかなか採用できない状況があります。
特に中小企業や地方の会社は、人気度や知名度、賃金という面では、大企業に人材獲得で勝つことができません。だから優秀な技術者を集めるのに苦労しています。
「仕事はあるけれど、技術者がいない」という会社も多いのです。
したがって、プログラミング未経験者にもチャンスがあります。
「この人はすぐに成長してくれそうだ。」と思えれば、未経験者でも採用することがあります。
未経験者の場合は、これまでにどんなことをしてきたかとか、面接などが判断材料となります。
プログラミングやシステム開発の実務経験が無くても、独学でも良いので、プログラミングをした経験があると、ポイントが高いです。
どれくらいのことなら出来るのかわかると、判断しやすいからです。
プログラミングは、当講座の関連講座でも、無料で学習することができるので、ぜひ活用してください。
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