結論から言うと、「どのプログラミング言語でも大丈夫」というのが本当のところです。
なぜかと言うと、一つのプログラミング言語を深く習得すると、二つ目以降は楽に習得することができるからです。
手続き型やオブジェクト指向型などの違いはありますが、プログラミング言語の制御文や変数の使い方など、基本的な部分は似ているところが多いです。
C言語を薦めるプログラマーもたくさんいます。
C言語は C++ の基になっており、C++ を参考にJavaへと発展しました。そのため、C言語がわかれば、他の言語もわかると言われています。
ただC言語は、プログラミング初心者には難しいのが欠点です。
新入社員向けの研修では、以前は VB が人気がありました。最近は Java が人気です。
*VB(Visual Basic)
VBは新しいバージョンだけでなく、かなり前のVB6.0も需要があります。システム開発は作って終わりではなく、保守やメンテナンスが必要だからです。
VBは簡単で、プログラミング初心者が学びやすい言語でもあります。
Java言語のメリットは、利用範囲がとても広いことです。
ディスクトップ上で動くアプリケーションから、サーバーサイドで動くアプリケーション、モバイル端末で動くアプリケーション、組み込み系まで、一つのプログラミング言語で作ることができるメリットは大きいです。
またJavaはオブジェクト指向型のプログラミング言語なので、オブジェクト指向についても学ぶことができます。
しかし、まったくの初心者には、少し難しい気もします。二つ目以降のプログラミング言語としては最適です。
私がおすすめするのは JavaScript です。Webブラウザさえあれば実行できる手軽さが魅力です。
JavaScriptの開発は、テキストエディターがあればよいので、Windowsに付属しているメモ帳でもいいし、TeraPadのような高機能な無料ソフトも使えます。
実は、Webブラウザに IE(Internet Explorer)を使えば、JavaScriptからデータベースを操作することができるので、業務システムも作れるのです。
他には Microsoft Access もお薦めです。
Accessは VBA というプログラミング言語と、データベースを同時に学べる点が優れています。初心者が比較的簡単にシステム開発できるのもメリットです。
VBAはVBの簡易版のようなものなので、Visual Basic を学ぶ練習にもなります。
Accessでは、SQL も学ぶことができます。
SQLはデータベースと連携した業務システムの開発では、欠かすことができません。勉強しておくと必ず役立ちます。
サーバーサイドのアプリケーションなら、PHP がおすすめです。ほとんどのレンタルサーバーで使えるので、作ったプログラムをすぐに公開することができます。
プログラミング言語は、一つだけは深く学び、他は広く浅く学んでおいて、必要になった時に詳しく調べればよいでしょう。
いろいろなプログラミング言語を体験しておけば、それだけ選択肢が増えます。
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